保育士への質問(IQパズル担当者)
1)「IQパズル」を導入する前に持っていた、印象や期待感を教えてください
- 小学校で行う算数の導入のようなイメージ。
- 自分がIQパズルを上手く進めることができるか不安だった。
- 「IQパズルと」という名称から、とても難しいものなのかという印象。
- 子ども達がどのように取り組み、考えるのかという期待があった。
- 期待感よりも学校のような「お勉強」という形にならないように気をつけなくてはいけないという緊張感があった。
- 子どもの興味や集中がどこまで続くのか、また日本語がわからない子、配慮を要する子への対応など不安もあった。
- 受け持つ子どもたちが落ち着いて参加できるか、また自分自身で進めていけるのか不安だった。
- IQパズルを進めていく中で、それを楽しみにする子が増えたり、集中できる時間が増えたり、数や図形に自分から興味を持つようになってくれたらいいなという期待。
- 3~5歳児まで積み重ねることで就学へのスムーズな継続につながるという期待。
- 子どもたちが躓いたときにフォローできるかどうか不安だった。またどのようにしたら子どもたちが楽しみながら行えるのか興味があった。
- 子どもの集中力が伸びる。高まる 。
- パズルで集中力が付くといいと思い期待していた 。
2)実際にIQパズルを利用しての感想を教えてください(スタート前とスタート後の回答者と子ども達の違い)
- 3.4.5歳児とクラスが上がるにつれて、難しい問題も自信をもって解く姿に驚いた。
- 3歳児は個人差が大きく、2と3がわからない、鉛筆が持てないなどあった。
- 経験のある先輩方から色々教わったりそうだんしたりして不安が少しずつ解消された。
- 思った以上に集中し楽しんで取り組む子どもの姿が見られた。わかりやすく工夫した伝え方、個々に合った伝え方をしていきたいと思った。
- 映像等を通して、自然に数に対して関心を持つ姿がありました。数を数えたり、書き込んだりしていくうちに少しずつ自分で取り組めるようになり、自分でできると喜びを感じていて、自信につながっているように感じた。
- 私が想像して以上に、楽しみ、意欲的に参加していた。
- 導入時も家庭でくもんや小学校受験でプリント学習に慣れている子もいて、得意そうな表情だった。そのためか、周囲の子も不安や心配な様子はなかった。現在3歳児からの持ち上がり2年目で、子どもたちの理解力や意欲、自信が伸びているのがわかる。3歳児の頃は落ち着かない時期があったり、手を挙げて待てない子もいて担任一人では難しいと感じていた。
- 子どもたちが楽しめる内容に工夫されていて今は不安を感じず使用しています。
- 集中力がついてきてよかった。子ども達が難しい問題に積極的に取り組むようになってきた。
- 子どもたちが楽しんで取り組めている。メリハリが出るようになった。
- 出来なかった問題をあきらめず最後まで取り組めるようになった。
3)「IQパズル」のオペレーションについて教えてください
- 正しい答えに固執するのではなく、「果物、どっちが多いかな~、おいしそうだね~」と抵抗感にないように配慮しながら進めている。
- それぞれのペースで自分の考えながら取り組めるよう、難しさを感じている場合は、子どもが自分で考えられるような援助の仕方を大切にしている。※どのような頻度で、いつ、どの園児に対して、誰がどのようにIQパズルを実施しているか
- 週に一回、午前中の主活動の時間45分程度、クラス担任が実施。
- 週に1回、曜日を決めて時間は30分~1時間ほどで、クラスの子ども達の状況に応じて。
- 3.4.5歳児、それぞれクラス別。各クラス担任が行う。
- 月4回 クラス全体を対象にクラス担任が行う。支援の必要な児童には加配が付く場合もある。
- それぞれのペースで自分の考えながら取り組めるよう、難しさを感じている場合は、子どもが自分で考えられるような援助の仕方を大切にしている。※どのような頻度で、いつ、どの園児に対して、誰がどのようにIQパズルを実施しているか
4)「IQパズル」を利用して感じたメリットと課題を教えてください
- 【メリット】
- 「IQパズルのお約束」はIQパズル以外にも通ずる大切なことが含まれているので、あのお約束に触れることは良いことだと感じます。
- 数や数字、図形に興味を持つ。
- 【課題】
- 1ページに問題が2問あると上下混ざってしまう子がいるので1問/1Pにしてほしい。
- 問題が解けずにいる子にひとりひとり、じっくりかかわって取り組むこと、援助することができない。
- 【メリット】
- 数に関して関心をもち、日常生活の中でも、活用できるようになる。
- 数字等に興味を持つ、繰り返し行うことで自信と意欲につながる
- 子どもたちが楽しみながら取り組めること、就学へのスムーズな接続になる。
- 映像教材への集中、関心が高い。
- 楽しく数や図形に親しんでいる。
- ひも通しに日頃、興味を示さない子が、IQパズルでは意欲的に楽しんでいた。
- 集中力がつく。正しい姿勢の習慣が付く。自信が付く。
- 【課題】
- 時に難しさを感じたり、友達との進み具合いを気にしたりするときの援助の仕方は、日々、課題である。
- 言語理解が他児よりゆっくりな子や、日本語がわからない子への対応が難しい。
- 1ページに2問あると子どもが一つの問題と捉えてしまう。説明はするがまだ理解できない子もいるため2つの問題を同じページにする時には枠がほしい。
- 理解が難しい子どもへの個別のフォローが難しい。
- 子どもによって進ペースが違うため、どのタイミングで次のページに進むかの判断に困る時がある。
5)「IQパズル」を他社の施設長や保育士にお勧めしますか。「はい」の場合は、その理由も教えてください。
- おすすめする。
- 小学校進学に向けて、保育園のころから楽しく、「学校ごっこ」のような形で、紙に書かれた問題に取り組み、花まるをもらう嬉しさや、解く達成感を味わえるところが良いと思う。
- お勧めする。考える力や挑戦してみようとする気持ちが育まれていると感じるから。
- おすすめする。楽しみながら数字に親しみ、数に興味を持つことができる。
- 日常生活の中でも数を数えたり、数字を読んだり、自然とできるようになっていく。
- 自分でよく考えて、問題を解く楽しさを感じている姿が見られる。
- 他社へお勧めはできると思うが、IQパズルを実行する保育者のやり方や指導力に大きく左右される部分が心配である。級やプリントの進み具合も異なるので、集団の中での個別対応をどのようにしていくのか、主体的な進め方や意欲、思考力向上のためにどのように働きかけるか、といった部分へのスキルが求められるため、保育者の教育、指導が必要である。
- お勧めしたい。繰り返し行うことで子ども自身の自信が育まれるから。数字や図形への興味が増すだけでなく、考えようとする力や苦手でも少しやってみようとする気持ちが実際に育っているのがわかるから。個人机で行う為、小学校で勉強するような体験につながり、就学へのスムーズな接続にもつながると感じるから。
- お勧めしたい。同じようなことを子どもたちに下ろそうとしても、保育士が一から準備するには時間がかかり、実用化されている「IQパズル」を導入することで他の事に時間を使えるから。
- はい。子どもたちが楽しく行っている且つ集中力が養える。
保護者への質問③ ④ ⑤ → 各年齢保護者
1)お子様が「IQパズル」の授業を受け始めてから変化したところはありますか?
- ③ 特になし。
- ④ 数字に興味を持ったことは確かです。家で復習をしている時、問題が解けるという喜びを知った感じです。
- ⑤ 座って勉強するということを意識するようになり、たまに自分から「べんきょうしよ!」とこどもチャレンジやドリルなどをするようになりました。
2)「IQパズル」を知って、幼児教育や思考教育のイメージは変わりましたか?
- ③ 似たようなものを習い事でしているのであまり変わらなかった。
- ④ 初めは小学生になってから勉強すればよいと思っていましたが、小さいうちから始めることにより、覚えることが早く、勉強に興味を持ってくれるようになりました。
- ⑤ 変わりました。小さい頃から繰り返す行うことの大切さを実感。単に数字を覚えるのではない「思考教育」は、のちのち色んなことに役立っていくような気がしました。
3)保育園の利用申し込みにあたって、「IQパズル」を実施していることが決め手の1つになりましたか?
- ③ 決め手の優先度は低いが、理由の1つにはなったと思う。
- ④ 入園説明会の際「IQパズルの」説明があり興味を持ちました。他園の保護者からあい・あい保育園の「IQパズル」について内容を聞かれたりやらせたいという声を多数聞いています。
- ⑤ 決め手の1つになりました。楽しく学べそうと思ったことと、園で行ってくれることが有難いなと思いました。
4)今後も「IQパズル」を継続したいですか?
- ③ はい
- ④ 是非継続したいです。小学校に入った時、何もやっていないことの違いは明らかだと思いました。保育中に行ってもらえることは仕事をしている保護者にとって、とても有難いことです。幼稚園等で は個人机がないので小学校になってから椅子に座っていられるかという不安がありますが、「IQパズル」のおかげで心配ありませんでした。(兄卒園児 小1)
- ⑤ 是非継続したいです
5)その他(あれば何でもご意見をお書きください)
- ③ 親としては刺激があってよいと思います
- ④ 回数をもう少し増やしてほしいです。継続してやることにより、もっと興味が出てきます。小学校になってスムーズに勉強に入っていけています。これも「IQパズル」のおかげだと思っています。
- ⑤ 「保育園出身は落ち着きがない」というイメージ(今もあるのでしょうか…)を小学校に上がった時に言われたくないと思っていたことがありました。IQパズルで小学校のように一人ずつ座り、一定時間集中しなくてはいけないということも習得できているようで、とても感謝しています。